肥満外来とは
当院では、肥満症と診断された方を対象に「ゼップバウンド」という体重を減らすことを目的とした薬の処方が可能です。
その際、医師が体格や健康状態を確認した上で安全に使用できるかを判断します。
- ※
- 当院の肥満外来での処方は生活習慣病(高血圧、脂質異常症、2型糖尿病)が背景にある方のみの処方となります。
ゼップバウンドとは
ゼップバウンドとは、GIP/GLP-1受容体作動薬を含む注射タイプの肥満症治療薬です。
ゼップバウンドを使用することで食欲を抑えたり満腹感を持続させることが可能で、無理のない体重管理をサポートします。
対象となる方
肥満症と診断された方
「肥満」と「肥満症」の違いについて
医学において、単に肥満指数が高い状態と、治療が必要な「病気」としての肥満は明確に区別されます。
- 肥満:体内に脂肪組織が過剰に蓄積した状態を指します。日本肥満学会の基準では、BMIが25以上の場合に肥満と判定されます。(※BMI 35以上は高度肥満に分類されます)
- 肥満症:肥満と判定された方のうち、肥満に起因する健康障害(高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、睡眠時無呼吸症候群など)を合併しているか、あるいは健康障害を起こすリスクが高い「医学的に減量が必要な病態」を指します。
具体的な処方基準
以下のいずれかの基準を満たしている必要があります。
- BMI 35以上の方(高度肥満症)
- BMI 27以上の方で、かつ肥満に関連する健康障害(耐糖能異常、脂質異常症、高血圧、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、整形外科的疾患など)を2つ以上合併している方
処方ができない方・禁忌事項
患者様の安全を最優先に考慮し、以下の項目に該当する方へのゼップバウンドの処方は行えません。受診前に必ずご確認ください。
処方禁忌(該当する場合は治療を受けられません)
- 妊娠中の方、授乳中の方、妊娠している可能性がある方、または2ヶ月以内に妊娠を予定されている方
- 過去に膵炎(すいえん)にかかったことがある方、またはその既往歴がある方
- 甲状腺髄様(ずいよう)がんの既往がある方、または多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の家族歴・既往がある方
- 本剤の成分(チルゼパチド)に対して過敏症(アナフィラキシー等)の既往がある方
慎重投与・要医師判断(状態により処方できない場合があります)
- 精神疾患をお持ちの方で、現在コントロールが良好でない状態にある方
- 重度の胃腸障害(胃不全麻痺など)や、高度な腎機能障害・肝機能障害がある方
- 悪性腫瘍(がん)の治療中である方
- 急激な体重減少によって、現在治療中の基礎疾患が著しく悪化する懸念がある方
実際の診療の流れ
初診:カウンセリングと適応判定
医師による診察、体重・腹囲の測定、健康状態の確認を行い、ゼップバウンドの適応基準を満たしているかを判定します。
※安全な処方判断のため、当院にて血液検査等を実施する場合がございます(詳細はお問い合わせください)。
2回目:治療開始・自己注射指導
医師が適応と判断した場合、ゼップバウンドの処方を開始します。初回は看護師の立ち会いのもとで自己注射の手順を練習・習得していただきます。
継続期:毎月の定期受診
月に1回のペースでご来院いただき、体重変化や副作用の有無を確認しながら、適切な用量への調整および処方を行います。
高血圧、脂質異常症、2型糖尿病に関する保険診療も自費診療と別日で1〜3ヶ月毎に受診が必要となります。
使用方法
1週間に1回、ご自身でお腹に皮下注射を行います。
副作用
以下のような症状が出る場合があります。
- 低血糖(血糖値が下がる)
- アナフィラキシー、血管性浮腫
- 急性膵炎
- 胆石・胆嚢疾患
料金表
1週間に1回、ご自身でお腹に皮下注射を行います。
- ※
- ゼップバウンドは保険適用外(自費診療)です。
※使用量は個人によって異なります。
| カウンセリング料 |
2,200円 |
| ゼップバウンド 2.5mg |
1本 4,950円 |
| ゼップバウンド 5.0mg |
1本 7,900円 |
| ゼップバウンド 7.5mg |
1本 10,000円 |
| ゼップバウンド 10mg |
1本 11,500円 |